ボルダリング

ボルダリングで体と頭脳を極めよう

身体と頭脳を同時に使うボルダリングの魅力

「ボルダリング(Bouldering)」はもともとはロッククライミングのためのトレーニングとして考案をされたスポーツです。
語源は「boulder(大きな岩)」ということから来ており、簡単に言えばアルプスやヒマラヤのような大きな岩盤の壁面をした山を登るための技術を鍛えるスポーツということになります。

ただし、実際にそれらの山に出かけて岩山を上っていくことは「アルパインクライミング」と言われており、ボルダリングとはまた違ったものとして区別されています。

ロッククライミングの方法にはボルトやハーケンを使って上っていく「エイドクライミング」と、自分の手足を使って上っていく「フリークライミング」の二種類がありますがボルダリングは後者のフリークライミングのための練習です。

ただ実際に山に出かけてフリークライミングをすることを前提とせず、室内でクライミングを楽しむスポーツとしても多くのファンがいることから、室内だけでクライミングをすることを「インドアクライミング」と言うことがあります。

インドアクライミングの場合、登山に必要な装備品を持ち歩くことはなく、外気の寒さや風に影響を受けることもありません。
また安全のため命綱をつけてから登り、足元にはクッションマットも必ず敷かれているので怪我をする危険性も低くなります。

そのため登山ではなく純粋にトレーニング目的でボルダリングを楽しむという人も現在はかなりの数に上っています。
スポーツジムや公的な多目的施設にインドアクライミングのための設備を導入する場合も増えており、気軽に始めることができるトレーニングになってきたと言えるでしょう。

室内の安全な環境で行うとはいえ、ボルダリングはかなりの体力を必要とする難しいスポーツです。
腕力やバランス感覚といったものももちろん必要ですが、同時にどこにどんな順番で移動していくかという頭脳も必要になりますので、集中しながら身体を鍛えることができる非常に効率のよいトレーニングでもあります。

ボルダリングの練習方法と得られる効果

ボルダリングをこれから始めたいと考えているなら、最も簡単なのはスポーツクライミングができるジムに入会することがおすすめです。
ジムに設備がある場合、専門のトレーナーさんもついてくれるのでまずどういったことから初めればいいかをアドバイスしてくれます。

ボルダリングはウォーキングや水泳と異なる筋肉運動がメインとなりますが、基礎体力を鍛えることができ身体の筋肉量を増やすことに役立ちます。

競技としてのボルダリングイベント

ボルダリングは世界的に人気があることから、イベントとして大会も開催されています。
1989年からはワールドカップも開催されており、現在では3種類の競技で世界各地で選手権が行われています。


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