泳ぐ宝石錦鯉

錦鯉の特徴

色が鮮やかで見た目に美しい錦鯉は、飼うだけで心に安らぎを与えてくれるものです。
一軒家で庭に池があるお屋敷でなくても、ベランダに水槽を置いて錦鯉を飼うことは可能です。
錦鯉はかなり丈夫な種なので、数日間であれば旅行に出ても全く影響はありません。

錦鯉というのは鯉を観賞用に改良したもので、さまざまな彩りの種類が存在します。
日本国内でペットとして飼われている他、海外への出荷も急増しているのが錦鯉の現状です。
錦鯉の中でも最もポピュラーなのは「紅白」と呼ばれている種類で、白地に赤の模様があります。

これ以外に白・赤・黒の「大正三色」「昭和三色」、黒地にあかや青、茶色の模様の入った「五色」、金属的な光沢が美しい「黄金」などがあります。
いずれも「泳ぐ宝石」と呼ばれるにふさわしい美しさが特徴で、寿命も70年と長いので末長く楽しむことができます。

錦鯉の生態

錦鯉というのは性格が非常に穏やかで、テリトリー争いをすることもないので、安心して複数飼うことができます。
すでに錦鯉がいるところに新しい錦鯉を入れてもいじめられることがないので、一匹ずつ買い足していくという楽しみもあります。

四季の変化に富んだ日本で改良を重ねてきた種だけあって、幅広い水温に適しているのも錦鯉の大きな特徴です。
水温が5℃でも35℃でも順応して生きていけるので、神経質に温度管理をする必要もありません。

錦鯉の育て方

錦鯉は小さな熱帯魚とは違い、飼育するのが非常に楽です。
毎日世話をする必要はありませんし、1〜2週間餌をあげなくても全然平気です。
ただ、水作りには気を配ってあげるようにしましょう。
美しい錦鯉をのびのびと育てるためには、濾過槽をきちんと整えてあげることが大切です。

庭に池がある場合には、池に入る水の容積の約5分の1の体積の濾過槽が理想的です。
濾過槽は市販もされていますので、上手に活用して池の水を常にきれいに保ってあげるようにしましょう。
濾過槽がないと、餌の残りや錦鯉の排泄物で水が汚くなり、池がただの汚染された水溜りになってしまいます。

一軒家ではなくてマンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、FRP池で錦鯉を育てることができます。
FRP(Fiber Reinforced Plastics)池というのは繊維強化プラスチックでできた池のことで、濾過槽と池がセットになって販売されていますので、常にきれいな水を錦鯉に供給することができます。

部屋の中で、豪華なインテリアとしてガラスの水槽の中で錦鯉を飼う場合には、錦鯉専用に設計された水槽を選ぶようにしましょう。
錦鯉を買い足すことも考えて、大きめの水槽を購入するのがおすすめです。


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