アルマジロの特徴
犬や猫、ハムスター、小鳥などは飼ったことがあるけれど、今度はちょっと珍しい小動物を飼ってみたいという人におすすめなのがアルマジロです。
アルマジロと言うと、TVのドキュメンタリー番組で見る機会が多いと思います。
種類によって体の大きさは10〜100cmとかなりまちまちで、小さいものであればケージに入れて飼うことも可能です。
「アルマジロ(武装したもの)」という名前の通り、いかついイメージのあるアルマジロですが、実際に買ってみると意外と人になつくという特徴があります。
ただ、お値段の方は30万〜40万円とかなり高価なので、お小遣いに余裕のある人向けのペットということになります。
アルマジロはアリクイの仲間、ペットとしては珍しい動物ですが、日本の場合、飼うのに特に許可や申請を必要とすることはありません。
アルマジロの生態
アルマジロは1日のうち、多くの時間を寝て過ごす動物です。
ですから、それほど大きなケージは必要としません。
庭の一角にスペースを確保して飼ってもかまわないのですが、地面を掘る習性があるので逃げ出さないための工夫が必要です。
爪が非常に鋭いので、ダンボールなど壊れやすい入れ物に入れて飼うのもNGです。
床がすのこ状になっていると長い爪が隙間に引っかかって折れやすいので、注意しましょう。
また、低温にも弱い特徴がありますので、冬場は部屋の中で飼うほうが無難でしょう。
エアコンやヒーターで寒くないような環境を準備してあげなければなりませんが、乾燥にも弱いので、適度な加湿も必要です。
アルマジロはさらに水浴びを好む性質がありますので、夏場は大きなたらいなどを用意してプールのようにしてあげると喜びます。
アルマジロの育て方
アルマジロは雑食性の動物で、基本的に何でも食べるので、エサにはそれほど神経を使う必要はありません。
アルマジロ専用のフードというのはなかなか見つからないので、キャットフードやドッグフードで代用すれば十分です。
フェレットフードもアルマジロに適しています。
バナナやりんごなどのフルーツもよく食べますので、小さく刻んで用意するのがおすすめです。
キャベツやさつまいも、かぼちゃ、小松菜などといった野菜類も好物ですので、バランスよく用意してあげましょう。
アルマジロを飼う場合には、時々生餌をあげることも大切です。
生きているコオロギなどは好んで食べますが、常備しておくのは困難なので、冷凍の生餌を用意すると便利です。
コオロギやバッタは冷凍されたものが市販されていますし、雛鶉などもおすすめです。
アルマジロは肥満になりやすい傾向がありますから、体重計で体重をコントロールすることも忘れてはいけません。