美容と健康には果物を食べる習慣を
美容のために食事に気を使う人は多いことと思いますが、その場合にぜひ取り入れてもらいたいのが果物を食べるという習慣です。
果物の多くには美容にとって有用な成分が含まれています。
美容向けに販売されているサプリメントでは、そうした果物由来の成分を用いたものが非常に多くあります。
中でも美容に欠かせないとされているのがビタミンCですが、これはみかんやレモンなどの柑橘類に多く含まれています。
ただしビタミンC単体で見ると、柑橘類以外にもイチゴやアセロラなど多量に含有する食品がありますので、ビタミンCだけを摂取したいと考える場合には、みかんはそれほど適当な果物というわけではありません。
しかしみかんにはビタミンC以外にもたくさんの美容成分が含まれているので、旬になる冬期間にはたくさん食べることをおすすめします。
まずみかんの種類についてですが、日本国産で作られる種類として「温州みかん」「紀州みかん」「いよかん」「ぽんかん」といったものがあります。
中でも「温州みかん」は冬の時期に最も多く出回る種類であり、小ぶりで鮮やかなオレンジ色をしていることが特徴です。
ちなみに温州みかんにも多数の種類があり、青いままのものや赤みの強いもの、酸味があるものなど産地により違いがあり、全部で200種類を超えます。
みかんに含まれる栄養成分と食べ方
温州みかんを代表に、柑橘類に共通して含まれる成分として「ビタミンC」や「クエン酸」「βクリプトキサンチン」といったものがあります。
食用にする実の部分ではない皮にも「ペクチン」や「ヘスペリジン」という非常に健康によい成分が含まれていますので、調理方法など他に積極的に利用をしていきたいところです。
他にもβカロテンやビタミンB群、ビタミンE、カリウムといった成分も含有されているので、1個食べるだけでもかなり多数の栄養分を摂取することになります。
みかんのよいところは食用に特に手間が必要ではなく、すぐに食べることができる点です。
また、みかんを食べるときにはあまりキレイに筋や袋を取り除くのではなく、できるだけそのまま食べるようにしましょう。
というのも、先に挙げたようなみかんの栄養分の多くは、実の中よりも皮や筋の部分に含まれているからです。
みかんの優れた食べ方として「オレンジマーマレード」がありますが、マーマレードの中にはみかんが皮ごと入っているため、栄養豊富な部位を余さず食べることができる大きなメリットがあります。
カリウムを含むみかんは食べ過ぎると体を冷やし尿意を促進します。
冬期間に食べるときには食べ過ぎに注意をして、1日あたり2~3個くらいまでにとどめておきましょう。