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食べても太らない人の秘密とは何か?

「いくら食べても太らない」人の体質を探る

常にダイエットブームと言われている現代ですが、体質的に食べても太らない人も存在します。

特に10代までの学生時代では、びっくりするほどたくさん食べるのにいつもスリムな体型をしている人がいた、という記憶があるのではないでしょうか。

ダイエット本などを見ていても「太りにくい体質を目指しましょう」ということがよく書かれていますが、実際に同じ量を食べてもすぐに体重に反映されてしまう人とそうでない人がいます。

テレビなどで大食いタレントが10kg近くの量を食べている様子を見かけたりしますが、ああいった特殊な体質の人に共通しているのは胃下垂などの内臓の形状です。

もっともテレビタレントなどは演出で多く食べているように見せかけていることもあるようですが、それでも1回の食事で数キロにもおよぶ量を食べることができる人というのは胃の状態が一般の人とは若干異なっています。

私達の胃は食道からまっすぐ管が伸びて、袋状の胃へとつながっています。
胃の出口から小腸へとつながる管が出ているわけですが、一般的な内臓では、この胃から小腸への道は曲線状に横に伸びた「J」に近い形状です。

しかし大食い体質の人はこの出口の管がストンと真下に落ちる「I」の形をしているので、胃に入ったものがすぐに小腸へと向かうようになります。

出口が湾曲しているのは、胃に食べたものがとどまる時間を伸ばして栄養分として消化をするためなので、その時間が短い体質の人は食べたものから吸収される栄養分が普通よりも少なめということになるのです。

これが食べても太りにくい人にありがちな体質で、あとからトレーニングなどで身につけることはできません。

代謝が増えると太りにくくなる

一方で「昔はいくら食べても太らなかったのに」という、中年期以降から急に肥満になる人もいたりします。

これはもう一つの太りにくい体質である「代謝の高さ」が関係しているのです。
スポーツをする男子高校生などは、成長期ということと筋肉の割合が高いこと、それに運動量が多いこともあって相当の量を食べてもあっという間に消費されるものです。

しかし年齢が高くなって筋肉量が少なくなったり、運動習慣がなくなってしまうと、たちまち食べ物から吸収される栄養分がそのまま体に残ることになってしまいます。

特に「昔は太らなかった」という経験がある人ほど、つい食生活を変化させずに年齢を重ねてしまいがちなので太るスピードも急激になるのです。

体内の筋肉量と代謝のスピードは比例しますので、太りにくい体質を目指すのであれば、何歳からであってもトレーニングにより体を鍛えていくことが勧められます。


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