人懐っこく飼いやすいフェレット

フェレットの特徴

犬や猫などといった人気なペットではなく、何かちょっと珍しい動物を飼ってみたいという人におすすめなのがフェレットです。
フェレットというのはイタチのことで、ヨーロッパでは古くから王侯貴族の愛玩動物として珍重されてきました。

イタチ科イタチ属に属しており、ヨーロッパケナガイタチやステップケナガイタチから品種改良されたのが家畜用のフェレットです。
体長は30cm〜50cm、メスのほうがオスよりも小さく、寿命は10年前後です。
ペットショップでの価格は20,000円〜50,000円が相場ですが、希少価値の高い長毛種のアンゴラフェレットともなると、10万円〜数十万円もすることもあります。

フェレットにはいくつかの種類があり、「パスバレーフェレット」や「マーシャルフェレット」が日本ではポピュラーです。
この他に体の大きい「カナディアンフェレット」なども人気です。

フェレットの生態

フェレットは非常に賢い動物で、好奇心も強いので、トイレのしつけなどはすぐに覚えてくれます。
フェレットはスカンクと同様に「臭腺」があり、ここから強い臭いを分泌します。
ですから、匂いに敏感な家族がいる家庭などでは、フェレットを飼うのは気をつけた方がいいかもしれません。

ただし、ケージを毎日きれいに掃除してあげれば臭いはそれほど気になりません。
1ヶ月に一度程度、お風呂で体を洗ってあげるのも臭い対策としては有効です。

フェレットの育て方

フェレットは肉食で、鶏のササミや生肉などを好んで食べます。
一人暮らしで日中は仕事をしているから、生の食品をあげている時間がないという場合、フェレット専用の固形フードを与えると良いでしょう。

フェレットは犬や猫と比べるとなつきにくいという意見もあるようですが、可愛がってあげれば必ずなつきます。
少しずつ信頼関係を築き上げていくことが大切なので、焦らずに時間をかけて愛情を示してあげましょう。
1日に一回、短時間でも良いので遊んであげる習慣をつけることも大切です。
スキンシップをとることによって信頼関係を得ることができます。

フェレットは活発な動物なので、ケージから外に出して遊ばせてあげる必要がありますが、放し飼いにするのはおすすめできません。
もともと狭い穴に入り込む習性があるので、放し飼いにしておくと危険な場所に潜り込んでしまうことがあります。
電気コードなども危ないので、普段は片付けておくようにするといいかもしれません。

フェレットはあまり病気をせず、初心者でも飼いやすいのが特徴なので、あまり神経質に扱わずにスキンシップにポイントをおいて飼えば問題ありません。
寝床は、ハンモックタイプまたは平置きタイプを用意します。


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