沖縄で古くから親しまれる三線

三線を趣味にするメリット

一生の趣味として楽しめる楽器を探している人は多いものです。
バイオリンやピアノなどといったクラシック音楽の楽器は奥が深く、演奏者も多いので、教室も随所に開かれているというメリットがあります。
ただし、楽器自体の値段が高価で、購入するにはかなりの決断を必要とすることも確かです。
特にピアノは場所を取るので、狭いワンルームマンションなどに住んでいる人には高嶺の花とも言えます。

趣味で楽器をやるのであれば、場所をあまり取らないものがやはりおすすめです。
数ある楽器の中でも、最近人気が出てきているのが「三線(さんしん)」と呼ばれる弦楽器です。
三線は沖縄や奄美諸島で古くから親しまれている楽器で、沖縄本島の首里周辺では「三味線(しゃみせん)」と呼ばれる他、奄美大島では「蛇皮線(じゃびせん)」「蛇味線(じゃみせん)」などの名称で親しまれています。

さらに石垣島では「サミシン」、鹿児島県の与論島では「サンシヌ」と呼ばれることもあります。
中国の楽器「三弦」が三線のルーツと言われており、三味線とは違って蛇の革が使用されているのが三線の大きな特徴です。

三線の始め方

三線を始めるには、まず楽器を購入しなければなりません。
三線は3万〜5万円程度で購入することができますが、本格的に腰を据えて習ってみたいという人には10万円前後のものがおすすめです。
三線を購入する際にはハードケースがセットになったものを選べば、持ち運びにも便利です。
中古の三線を購入しても別に悪くはないのですが、コンディションの良いものを選ぶことが大切です。

三線を手に入れたら、いよいよレッスン開始です。
三線では基本のポジションを把握することが非常に大切です。
ギターと違ってフレット(ネック:棹部分にある突起のこと)がありませんので、自分の感覚に頼ってポジションをしなければなりません。

次に爪の当て方をマスターしなければなりません。
指先だけを動かすのではなくて、手首を弧を描くようにして動かすのが三線を演奏する際のコツです。
三線はそれほど難しい楽器ではありませんが、やはり最初はプロにコツを教えてもらうことをおすすめします。
近くに三線を教えてる音楽教室がない場合には、オンラインレッスンでもかまいません。

三線の楽しみ方

三線は沖縄出身の人気バンド「BEGIN」や俳優の桐谷健太がテレビCMで演奏するなど、脚光を浴びている楽器です。
伝統的な楽曲も良いのですが、三線演奏に慣れてきたらこういったポピュラーにも挑戦してみると、より楽しい世界が広がるはずです。
音楽は心を豊かにするものですから、ストレスを解消するためにも三線を心ゆくまで楽しみたいものです。


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