ランニングハイを感じることができるのが魅力
2007年から東京マラソンが開催されるようになったことがきっかけで日本でランニングブームが起こりました。
もともとマラソンという競技は純日本人の体型に適した競技ということもあって、オリンピックなど大きな大会で優秀な成績を挙げる選手も珍しくありませんでした。
世界中では「ボストン・マラソン」や「ニューヨーク・シティ・マラソン」「シカゴマラソン」「ホノルルマラソン」「ロンドンマラソン」「ベルリンマラソン」などといった有名なマラソン大会が開催されていますが、「東京マラソン」もそうした世界的なマラソンイベントの仲間入りをするべく企画された大きな大会でした。
東京マラソンが初めて開催されてから10年ほどは日本で大きなランニングブームが起こり、全国各地でランニングをする人が多く見かけられるようになりました。
ただ現在ではそうしたブームは一旦落ち着いたようで、以前までのように多くのランナーが渋滞を起こすほど走るというようなことはあまりなくなってきています。
それでもランニングをすることによる健康効果は非常に高く、ある程度身体ができあがって長い距離を走行できるようになってくるとその魅力にやみつきになります。
よく「ランニングハイ」という言葉が使われますが、人は長い距離を走り始めた時には呼吸が間に合わず息苦しさを感じるのですが、一定の時間が経過すると身体が運動に適応して呼吸や思考が澄んできます。
この状態が「ランニングハイ」と言われるもので、この爽快感を感じるためにランニングを習慣にしているという人も多くいます。
ランニングを続けることで生まれてくる効果
ランニングとジョギングは良く似た運動ですが、最終的な目的が異なります。
ジョギングは基本的にはゆっくり長い距離を走行するというもので、ウォーキングを少し早めに走って行うという運動です。
一方のランニングはより早く走ることを目標にして行うもので、本格的になるとランニングウォッチを使用して脈拍やタイムを計測しながら走行していくようになります。
言い換えればランニングを習慣にするということは、日々自分の限界に挑戦しながら走るということです。
ただしランニングはジョギングやウォーキングのように気軽にできることではなく、基礎的な体力が備わっている必要があります。
限界に挑戦しつつ走ることにより、筋力を鍛えて心肺機能を向上させていくことができます。
初心者が参加するランニングのイベント
ある程度走れるようになってきたら、大会に出て他のランナーと一緒に走ってみるのがおすすめです。
初心者向けのマラソン大会としては、10~15kmくらいの距離からエントリーするとよいでしょう。
大きな大会になると制限時間内にゴールしないと足切りをされてしまいますので、始めのうちは制限時間がないか十分長くとられている小規模な大会にした方がよいようです。